小説『博士の愛した数式』

映画を見に行く事にしたので、読みました（映画の感想はこちら）。
うそんこ理系の私、実際に、数式が出てくるのには、度肝を抜かれました(;^_^ A フキフキ
でも、そんな私も、数式の美しさを初めて知りましたよ(^-^ )

博士の愛した数式 著者：小川 洋子 販売元：新潮社 Amazon.co.jpで詳細を確認する

読み始める前、裏表紙の「奇跡の愛の物語」というのを見て、ちょっと意外な気がしました。でも、恋愛小説ではないんですよね。

この話は、事故で記憶が８０分しかもたなくなった数学者“博士”と、そこへ派遣された家政婦“私”と、その息子“ルート”の交流が描かれてます。

“私”のそれまでの雇い主との関係は希薄だったようですが、博士には思慕のような思いを抱くまでに、ルートは博士と“友だち”という関係にまでなります。

博士の子どもに対する行動は、胸がきゅんとするようです。
全編通して、胸がほっこりあったかくなるような、そんなお話ですね。
最後には、８０分でさえ、博士の記憶がもたなくなってしまい、家政婦としての関係も終わってしまいます。
それでも、施設に入った博士の元へ、私とルートは会いに行きます。
なんだか、切なかったなぁ。。。

このお話が映画として、どんなふうになるか楽しみです。