NHK『老犬クー太１８歳』

『にんげんドキュメント』の番組です。
昨夜の再放送、偶然途中から見かけて、最後まで見てしまいました。
やっぱり、一つの命を引き受けるって、大変なことだなぁと改めて思いました。
クー太は、ずいぶん老犬だし、自分で、いろんなことが出来ません。
ごはんも自分では食べられないので、飼い主さんが、口に入れてあげなくちゃいけません。
排泄も外でしかしないので、１日に何度も（多いときは１０回とか）散歩に連れて行かなくてはいけません。
それも自力では歩けないし、背骨が曲がってるみたいで、あごと、体の２点を支えつつで、なかなか進みません。

それでも、朝ご飯の後は、外に行きたいっておねだりの声を出すんです。
やっぱり、散歩が好きなんですねぇ。

夜中、具合が悪いのか、夜泣きをすることも。
お水を飲ませてみても泣きやまないので、散歩に連れ出したり。
その日、クー太が寝たのは朝方でした。。。

ご主人は、退職されてたようですが、奥さんは仕事を持ってらして。。。
ご主人、「あんまり夜泣きが続くようなら、クー太に睡眠薬を飲ませようか」と奥さんに提案されてました。

奥さんは「とんでもないし、そんなこと考えたくもない」とおっしゃってたけど、飼い主の方が体を壊すこともあるわけで、難しい問題です。

犬と人を一緒にしちゃいけないかも知れないけど、介護の問題って、家族だけではやっていけないってありますよね。
誰かだけが頑張っちゃいけないし。

他にも、くるくるまわってしまう認知症の犬（犬にもあるんですね）、老いて目が悪くなってたり、腰がしっかり立たない犬、いずれも、なんらかの介護を必要とする犬たちが紹介されました。
最近では、ペット医療も進んで延命が可能になった分、昔は考えもしなかった老後を迎える犬が多いようです。

紹介された飼い主のみなさん、年輩の方が多かったですが、なおさら“老い”ということを考えさせられていたようでした。
ペットを飼うとき、人より寿命が短いとはわかっていても、自分より早く“老いる”とはあまり認識してないかもしれませんね。

クー太は１８歳で亡くなりました。
最期は安らかだったようです。
（私も泣いちゃった。。。）

ペットって家族の一員だし、死ってすごくつらいし、哀しいですよね。
でも、与えてくれた想い出とか、すごく大切な存在で、飼わなきゃ良かったなんてことは絶対ないと思います。

私もペットを亡くしたことありますが（体が犬より小さいペットだって、つらい気持ちは同じです）、いつでも、つらいもんです。

でも残された者は、寂しいながらも、強く、前に進まねばならないのだ！

なんか、長々と書いちゃった。。。

本が出たんですねd(^-^)

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