映画『博士の愛した数式』追記
映画の中で、薪能のシーンがあります。
博士の愛した数式 販売元:角川エンタテインメント |
私は、たまーに能を観ることがあるので(最近は狂言ばっかりですけど。文化・芸術カテゴリーはコチラ)、せっかくなので、言及しておきますね。
私も不勉強で、何の能かまではわかりませんでしたが、銕仙会に問い合わせをしましたところ、教えて頂けました。感謝致します。
「江口」だそうです。博士(寺尾聰)と義姉(浅丘ルリ子)の境遇にいくらかでも関係がある話かなぁと思っていましたが、そうでもないようです。
なんで、「江口」になったのかなぁ。。。
→関係ありますね。。
原作では、薪能へ行ったという下りは無かったと思いますが、博士と義姉の関係を描くのに、視覚的な、映画らしいシーンだったと思います。
ちなみに、演じてらしたのは、観世銕之丞さんです。
笛は松田弘之さん、大鼓は亀井広忠さん、…うーん、あとは失念です。ごめんなさい。
※関連ページ
映画『博士の愛した数式』映画本編の感想
小説『博士の愛した数式』感想
能楽名演集 能「鞍馬天狗」観世流 梅若実 能「恋重荷」観世流 観世銕之丞(雅雪) 森茂好 [DVD] 販売元:NHKエンタープライズ |
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コメント
ご訪問ありがとうございます。
私は能楽を見たいと思いつつ、未だいけてないので、もちろんですが、見ている人でも、あのシテのアップだけでは、わからないのでは?
とか思いました。
「江口」、、、調べ中、、、んー、
御身を案じ、お泊めしない、が、母屋と離れの隔絶、ともとれなくも、、、いや、ないですね。
私は、二人の関係は匂わすくらいの原作が好みだったりしますが、積極的に表現するなら、観能、というのは良かったかもしれませんね。
なるほど〜。
投稿: じゅんじゅん | 2006年2月 9日 (木) 01時15分
じゅんじゅんさん、コメントありがとうございます。
私も、二人の関係の描き方は原作の方が好きです。でも映画も、このシーンは、余計なセリフが無く視覚のみに訴えたのが、クドくなくて良かったと思います。
それに、二人の関係をふくらませないと、浅丘ルリ子がもったいないですし(^_^;)
投稿: しずく→じゅんじゅんさん | 2006年2月 9日 (木) 19時17分