馬と少年(ナルニア国ものがたり)
これ、ナルニア国ものがたりの5番目に出版された本です。
タイトルだけだと、ナルニアってわからないかもなぁ。
ものがたりの年代順としては、『ライオンと魔女 』の次、3番目です。
※くわしくは→ナルニア国物語(本)
※関連:映画『ライオンと魔女』感想
馬と少年 著者:C.S. ルイス |
『ライオンと魔女』で、ペベンシー兄弟がそれぞれ王、王女となりましたが、その統治時代のおはなしです。
なので、エドマンドや、スーザン、ルーシーもすっかり落ち着いた要人として、ちょこっと登場します(ピーターは近況だけ ^_^;)。
主役は、シャスタという男の子です。
そして、ひょんなことから、一緒にナルニアへ逃亡することになった「ものいう馬」ブレー(見た目、立派な軍馬!オスです)。
あと、途中から同行することになったおひめさま(でも、なよなよなんてしちゃいません!)、やはり逃亡中のアラビス。
そして、やっぱり「ものいう馬」のフイン(おんなのこ)。
もちろん、アスランは出てきます。
どこかはお楽しみに!(^_-)
ナルニア7冊の中では地味なおはなしかもしれませんが、私はおもしろく読みました。
戦いも、ちょこっと終盤ありますが。
(そういえばディズニーは、7つのはなし全てを映画にするんでしょうか?)
やっぱり、「ものいう馬」なんてのが出てきちゃあ、わくわくするじゃないですか!(^^)b
おはなしは、ナルニアではなく、カロールメンという国から始まります。
この国は、頭にターバンとか巻く習慣がある国で、ちょっとアラビアンナイトみたいな異国情緒ある挿絵もたのしーです。
これは、このおはなしだけに限らないけど、話し手であるC.S.ルイスの、たまに挿入される言葉も、ちょっとおかしかったり。
おじーちゃんみたい(=^^=)
以下は、読んだことがある人だけ、どうぞ。。。
そういえば続々と映画化されてますが。
全作やるのかなぁ?
この『馬と少年』なんて地味な気もするけど(^_^;)
※関連:映画『カスピアン王子の角笛』感想
後半、ブレーがアスランについて話すところがあります。
ナルニア人ではないアラビスには、なぜライオンを敬うのかがわかりません。
ブレーはナルニアの馬ですけど、アスランを見たことがあるわけじゃないので、ライオンとは呼んでるけど、自分と同じ、けものなわけがないと言います。
そこへアスランが来るのですが。。。
アスランは、「ほんもののけもの」だって言いますね。
これって、イエスに通じるのかな?と今回読み返して思ったり。。。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- タイトル『しずく』(2010.12.17)
- 星新一ショートショート(NHK)(2010.01.11)
- 本上まなみ(はなまるカフェ)(2009.09.30)
- クドカン×せな けいこ(2009.04.12)
- ヘリオット先生の本(2009.03.19)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント