六月大歌舞伎
もう千秋楽を迎えちゃいましたが、せっかくなので、書いときます。
チケットを頂いたので、観て来ました。
(いつもありがとうございます。)
18日【夜の部】
一、元禄忠臣蔵
《御浜御殿綱豊卿》
徳川綱豊卿(仁左衛門)
富森助右衛門(染五郎)
中臈お喜世(芝雀)
上臈浦尾(萬次郎)
新井勘解由(歌六)
御祐筆江島(秀太郎)
綱豊がカッコよすぎな話。
役柄だけでなく、仁左衛門氏、かっこいー( ^ー゜)b
前の列のおばさまも、仁左衛門氏の登場で、「素敵ね~」とため息(^.^)b
綱豊って、犬公方(くぼう)である5代将軍:綱吉の次期将軍となる家宣のこと。
おはなしも、将軍になる前。
しかし、なぜ主役??
そして最後、能の格好って、あれ、何の演目?
って、なんでもないのかな?
白頭(?)を付けてましたが。
鈴も付いてた!
単に見栄えがする格好か?
二、盲長屋梅加賀鳶
(本郷木戸前勢揃いから赤門捕物まで)
こちらは、登場人物が多いんですけど、上で名前も書くことにしちゃったんで、せっかくだから、ここでも挙げておきます(^_^;)
竹垣道玄・天神町梅吉(幸四郎)
女按摩お兼(秀太郎)
魁勇次(歌昇)
昼ッ子尾之吉(愛之助)なんで、カタカナのツなんだろ??
盤石石松(松江)
数珠玉房吉(男女蔵)
御守殿門次(亀鶴)
妻恋音吉(種太郎)
小間使お朝(宗之助)
女房おせつ(鐵之助)
家主喜兵衛(錦吾)
天狗杉松(市蔵)
虎屋竹五郎(高麗蔵)
伊勢屋与兵衛(家橘)
御神輿弥太郎(友右衛門)
雷五郎次(芦燕)
春木町巳之助(歌六)
日陰町松蔵(吉右衛門)
道玄が、なかなか笑いを誘う役。
奥さんを縛り上げちゃったりする、“人でなし”ではあるんですが(^_^;)
初っ端、鳶衆がズラッと出てきたりして、にぎやかな話。
一緒に行った母ちゃん、『忠臣蔵』では、ちょっとコックリしちゃいましたが、これは起きてました(笑)。
幸四郎氏は、鳶のお頭:梅吉と二役でしたが、最初だけなんですね。
ちょっと拍子抜け。
幸四郎氏と吉右衛門氏、やっぱり兄弟なんだなぁと実感。
同じ鳶の格好したのを見ると、よく似てらっしゃる。
三、船弁慶
静御前・平知盛の霊(染五郎)
源義経(芝雀)
舟人岩作(松江)
舟人浪蔵(男女蔵)
舟人梶六(亀鶴)
舟長三保太夫(東蔵)
武蔵坊弁慶(幸四郎)
能を歌舞伎舞踊化した松羽目物ということで、華やか。
揚幕も有り。
余談。
能だと、ワキツレの人たち、片ひざ立てて座りますが、歌舞伎では、違うんですね~。
見間違えでなければ、正座しても疲れないっていう座椅子(?)みたいなのを、後見の人に挟んでもらってたようです。
・‥…━━━☆
こちらの二役、染五郎による静御前と平知盛の霊は、同じくらいの配分d(^_^)
静御前は実に優雅でした。
そして、新調されたばかりのお着物なのか、ものすごくきらびやか。
烏帽子も、キンキラキン!(°口°;)
烏帽子は、踊りの間のみ使用で後から持ってこられましたが、袱紗(ふくさ?)に包まれていたくらい。
でも、おっきな松をバックに、とっても引き立って見えました。
かなり以前(彼がまだ18の頃?)、教育テレビで「景清」を拝見しましたが、その頃は、動きは正確でも、かなり力が入ってる感じでした。
あれから着実に、年月を過ごされてるなぁ、なんて素人ながらに思ったり。
って、もうだいぶ経ちますもんねぇ。
今じゃ、家元ですもんね~。
能の踊りって、一言で言うと“緩急”で、ドラマチックではあると思いますが、歌舞伎の踊りの方が、見ててたのしいかも。
今回、舟人たちの踊りを見ながら思いました。
でも、スピードがあるだけに、弁慶が知盛を調伏するところは、ちょっと滑稽に見えちゃうかも。
能のゆったりスピードだと、そういうもんかなと思いますが。
さて知盛。
最近は能楽(ほとんど狂言ですけど)を見慣れてるワタクシ、衣装を見て、
「すげぇ、ド派手だ(°口°;)」。
というのも、ギンギラギン!
(能の装束も煌びやかですが、もう少し落ち着いた印象。)
あと、衣装だけじゃなく、黒と青の隈取もしてました。
触覚みたいな角(?)がちょっとかわいかったカモ(=^^=)
『船弁慶』が始まる前、花道に、木の台が置かれましたが、最後に納得。
花道の退場も、くるくる回りながらだったり、よく落ちないなぁと感心。
(って、当たり前?^_^;)
花道に掛かる前にも、左の衝立(?)ギリギリのところで、槍を回しつつ回転。
あれも、よくぶつからないなぁと感心。
そうそう!
カーテンの間際(花道突き当たり)まで、回ってましたよ。
そして、そのままだと槍が当たるので、直前でちゃんと低くしてましたゾ。
時間が時間(21時20分頃?)だったので、カーテンの奥に引っ込む前に、立ち上がる方もいましたが、ワタクシ、そこまで見届けましたわd(^-^)
初見でしたが、いいものを観ました。
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チラシを見て、びっくり!
染五郎氏の長男:齋(いつき)くん、初お目見得だったそうで(昼の部にて)。
もうそんなに大きくなったんだぁ。
しかし、ウィキペディア「市川染五郎(7代目)」によると、まだ3歳にもなってない!(°口°;)
まぁ!
よくがんばりましたね~。
→追記:途中、台詞を言わなくなっちゃったときがあったらしい(幸四郎氏談)。
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ワタクシ、10代の頃に歌舞伎にハマリましたが、ひさびさに、よくよく見ると、その他大勢の方たち(養成所の方々?)の背が高くなったなぁという印象。
そりゃ、だいぶ経ってるもんなぁ(苦笑)。
名前が変わってる人もいっぱい。。
・‥…━━━☆
はぁ、疲れた。。
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