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2007年6月29日 (金)

六月大歌舞伎

F100193 もう千秋楽を迎えちゃいましたが、せっかくなので、書いときます。

チケットを頂いたので、観て来ました。
(いつもありがとうございます。)

18日【夜の部】

一、元禄忠臣蔵
《御浜御殿綱豊卿》

徳川綱豊卿(仁左衛門)
富森助右衛門(染五郎)
中臈お喜世(芝雀)
上臈浦尾(萬次郎)
新井勘解由(歌六)
御祐筆江島(秀太郎)

綱豊がカッコよすぎな話。
役柄だけでなく、仁左衛門氏、かっこいー( ^ー゜)b
前の列のおばさまも、仁左衛門氏の登場で、「素敵ね~」とため息(^.^)b

綱豊って、犬公方(くぼう)である5代将軍:綱吉の次期将軍となる家宣のこと。
おはなしも、将軍になる前。

しかし、なぜ主役??

そして最後、能の格好って、あれ、何の演目?
って、なんでもないのかな?
白頭(?)を付けてましたが。
鈴も付いてた!
単に見栄えがする格好か?

演劇界 2007年 11月号 [雑誌]

二、盲長屋梅加賀鳶
(本郷木戸前勢揃いから赤門捕物まで)

こちらは、登場人物が多いんですけど、上で名前も書くことにしちゃったんで、せっかくだから、ここでも挙げておきます(^_^;)

竹垣道玄・天神町梅吉(幸四郎)
女按摩お兼(秀太郎)
魁勇次(歌昇)
昼ッ子尾之吉(愛之助)なんで、カタカナのツなんだろ??
盤石石松(松江)
数珠玉房吉(男女蔵)
御守殿門次(亀鶴)
妻恋音吉(種太郎)
小間使お朝(宗之助)
女房おせつ(鐵之助)
家主喜兵衛(錦吾)
天狗杉松(市蔵)
虎屋竹五郎(高麗蔵)
伊勢屋与兵衛(家橘)
御神輿弥太郎(友右衛門)
雷五郎次(芦燕)
春木町巳之助(歌六)
日陰町松蔵(吉右衛門)

道玄が、なかなか笑いを誘う役。
奥さんを縛り上げちゃったりする、“人でなし”ではあるんですが(^_^;)

初っ端、鳶衆がズラッと出てきたりして、にぎやかな話。
一緒に行った母ちゃん、『忠臣蔵』では、ちょっとコックリしちゃいましたが、これは起きてました(笑)。

幸四郎氏は、鳶のお頭:梅吉と二役でしたが、最初だけなんですね。
ちょっと拍子抜け。

幸四郎氏と吉右衛門氏、やっぱり兄弟なんだなぁと実感。
同じ鳶の格好したのを見ると、よく似てらっしゃる。

演劇界 2008年 03月号 [雑誌] 幸四郎氏

三、船弁慶

静御前・平知盛の霊(染五郎)
源義経(芝雀)
舟人岩作(松江)
舟人浪蔵(男女蔵)
舟人梶六(亀鶴)
舟長三保太夫(東蔵)
武蔵坊弁慶(幸四郎)

能を歌舞伎舞踊化した松羽目物ということで、華やか。
揚幕も有り。

余談。
能だと、ワキツレの人たち、片ひざ立てて座りますが、歌舞伎では、違うんですね~。
見間違えでなければ、正座しても疲れないっていう座椅子(?)みたいなのを、後見の人に挟んでもらってたようです。

・‥…━━━☆

こちらの二役、染五郎による静御前と平知盛の霊は、同じくらいの配分d(^_^)

静御前は実に優雅でした。
そして、新調されたばかりのお着物なのか、ものすごくきらびやか。
烏帽子も、キンキラキン!(°口°;)
烏帽子は、踊りの間のみ使用で後から持ってこられましたが、袱紗(ふくさ?)に包まれていたくらい。

でも、おっきな松をバックに、とっても引き立って見えました。

かなり以前(彼がまだ18の頃?)、教育テレビで「景清」を拝見しましたが、その頃は、動きは正確でも、かなり力が入ってる感じでした。

あれから着実に、年月を過ごされてるなぁ、なんて素人ながらに思ったり。
って、もうだいぶ経ちますもんねぇ。
今じゃ、家元ですもんね~。

能の踊りって、一言で言うと“緩急”で、ドラマチックではあると思いますが、歌舞伎の踊りの方が、見ててたのしいかも。
今回、舟人たちの踊りを見ながら思いました。
でも、スピードがあるだけに、弁慶が知盛を調伏するところは、ちょっと滑稽に見えちゃうかも。
能のゆったりスピードだと、そういうもんかなと思いますが。

さて知盛。
最近は能楽(ほとんど狂言ですけど)を見慣れてるワタクシ、衣装を見て、

「すげぇ、ド派手だ(°口°;)」。

というのも、ギンギラギン!
(能の装束も煌びやかですが、もう少し落ち着いた印象。)

あと、衣装だけじゃなく、黒と青の隈取もしてました。
触覚みたいな角(?)がちょっとかわいかったカモ(=^^=)

『船弁慶』が始まる前、花道に、木の台が置かれましたが、最後に納得。

花道の退場も、くるくる回りながらだったり、よく落ちないなぁと感心。
(って、当たり前?^_^;)
花道に掛かる前にも、左の衝立(?)ギリギリのところで、槍を回しつつ回転。
あれも、よくぶつからないなぁと感心。
そうそう!
カーテンの間際(花道突き当たり)まで、回ってましたよ。
そして、そのままだと槍が当たるので、直前でちゃんと低くしてましたゾ。

時間が時間(21時20分頃?)だったので、カーテンの奥に引っ込む前に、立ち上がる方もいましたが、ワタクシ、そこまで見届けましたわd(^-^)

初見でしたが、いいものを観ました。

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チラシを見て、びっくり!
染五郎氏の長男:齋(いつき)くん、初お目見得だったそうで(昼の部にて)。
もうそんなに大きくなったんだぁ。
しかし、ウィキペディア「市川染五郎(7代目)」によると、まだ3歳にもなってない!(°口°;)
まぁ!
よくがんばりましたね~。
→追記:途中、台詞を言わなくなっちゃったときがあったらしい(幸四郎氏談)。

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ワタクシ、10代の頃に歌舞伎にハマリましたが、ひさびさに、よくよく見ると、その他大勢の方たち(養成所の方々?)の背が高くなったなぁという印象。

そりゃ、だいぶ経ってるもんなぁ(苦笑)。

名前が変わってる人もいっぱい。。

・‥…━━━☆

はぁ、疲れた。。

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